抹茶パウンドケーキ　茶色の斑点

12月 08, 2020

抹茶パウンドケーキ　茶色の斑点

皆さん、こんにちは！今日はちょっとあまり見栄えの良くない写真を敢えてお見せしますね。

何の写真かというと、抹茶パウンドケーキの失敗作の写真です。

これまで、ざ・抹茶はうすは、抹茶のお菓子を数多く作ってきました。その中で、一番難しいと感じたのが、実は、抹茶パウンドケーキです。友人に抹茶パウンドケーキを上手に作る人がいて、作り方を教えてもらったこともあったのですが、家で作ると、なぜか上手くいかない。その上、茶色の斑点も出来てしまいます。なぜ、パウンドケーキだけこんな風に失敗することが多いのか、ずっと謎でした。

皆さんは、抹茶のパウンドケーキを焼いた時、写真のような、茶色の斑点が出来てしまったことはありませんか？　

茶色の斑点が出た、抹茶パウンドケーキ失敗作(~_~;)

私たちは過去に、この謎の斑点パウンドケーキを焼いてしまった経験が何回もあります。同じレシピで、同じように作っても、斑点ができる時とできない時があり、本当に謎で、誰に聞いても、解決することができませんでした。斑点ができる度に「あ〜あ、やれやれ」、と気分が落ち込み、斑点ができなかった時は「やったあ！」と狂喜するのですが、そもそも斑点の原因がわからないので、また繰り返してしまうのです。インターネットにも、解決策は載っていませんでした。本当に何年もの間、この問題を解決できず、悶々としておりましたが、ついに、ついに、解決致しました〜！　長年の謎が解けて、今は気分爽快です！　もしかして、この世の中に、この茶色の斑点で悩んでおられる方がいらしたら、きっとお役に立てるのではないかと思い、この記事を書いています。

皆さん、茶色の斑点の原因は何だと思いますか？

結論から言うと、「卵の泡立て方が悪いために出来る、砂糖ぶし」です。

私たちは、茶色の斑点の原因として、まず小麦粉を疑いました。薄力粉のメーカーを変えたり、温度を変えたり、色々しました。それからバターも疑いました。メーカーを変え、質を変え、小麦粉との相性かも？と思い、色々な組み合わせでやってもみました。それから、砂糖も疑いました。砂糖を粉糖に変えてみたり、色々しました。最後に、抹茶も疑いました。抹茶の質を色々変え、やってみました。でも、どんな組み合わせでも、この斑点ができる時はできるのです。

はっきり言います。この斑点の問題は、

抹茶の質とは全く関係ないのです。

薄力粉の質、種類とも全く関係ないです。

バターの質、種類とも全く関係ないです。

砂糖の質、種類とも全く関係ないです。

斑点のできる原因は、ひとえに、「卵の泡だて方が悪いため」だったのです。

パウンドケーキを作る時、まず卵を砂糖と一緒に泡だてますよね（バターから泡立てて卵を足していく方法と、卵から泡立ててバターを足していく方法とありますが、私たちは卵から泡立て、あとでバターを足します。）この卵を泡立てる時にちょっとしたコツがいるのです。この泡立て方が運命を左右します。

失敗する泡立て方

・卵と砂糖が冷たいまま、湯煎をせず、家庭用の電動泡立て器で雑に泡立てると斑点が出来やすい。

成功する泡立て方

・卵と砂糖を湯煎して温めながら、最初は手動の泡立て器で丁寧に泡立て始める。砂糖が溶けきり、十分泡立ってきたら湯煎から外し、電動泡立て器に持ち変えて中速で仕上げる。生地が白っぽくもったりするまで（表面に模様がかけるくらいまで）根気よく泡立てる。

ずばり、これです。茶色の斑点で悩んでいる方は、是非実践してみてください。

これは、ざ・抹茶はうすの独自の研究、経験に基づく結果です。科学的根拠は何一つ言えない事、ご了承下さい。おそらく、家庭用の小型の電動泡立て器は短時間で荒く泡立てる為、泡だちが荒く、生地に均等に細かい空気が入っていかないのだと推測できます。さらに、卵が冷えているとさらにダメで、砂糖が溶けきらず、また斑点の原因に繋がります。やはり、手動の泡立て器で丁寧に泡立て始め、均等に空気が入ったところで電動に持ち替えて中速で仕上げる、という方法がベストかと思われます。また、湯煎して温めながら泡立てることは大事で、砂糖が溶けて均等に混ざり、結果的にキメの細かい生地になり、斑点は出来なくなります。

そう言えば、パウンドケーキが上手なお友達、電動泡立て器を持っていないからクリスマスに欲しい、と言っていました。合点！

色々便利になった世の中、電動の機械に囲まれて便利に過ごしていますが、手動が電動に勝ることもあると知った、今日この頃です。