今日は「八十八夜」です。






















今日、5月1日は「八十八夜」です。「八十八夜」とは、立春からかぞえて八十八日目にあたる日のことです。茶産地の温暖差によって茶摘みの時期は異なりますが、八十八夜に摘み取られるお茶は、縁起を担ぐという意味合いと気候条件も含めて極上とされており、古来より不老長寿の縁起物の新茶として珍重されています。

ざ・抹茶はうすの抹茶を生産してくださっている愛知県西尾市にある葵製茶さんの抹茶畑でも、今日、今年初めての茶摘みが行なわれました。 お茶の新芽は健やかに長く伸び、青々としています。新芽には前年の秋からひと冬越えて蓄えられた成分があふれています。 一番茶は二番茶以降のお茶よりも、うまみのもとであるテアニンなどの成分を豊富に含んでいます。

愛知県西尾市は抹茶の名産地です。この時期、西尾の茶園は、黒一色です。それは黒いよしずという覆いで茶園を覆うからです。こうして直射日光を当てずにやわらかい茶葉を育て、質の良い抹茶を作ります。

深 い緑色、上品な香り、穏やかなうまみとコクが特徴の西尾の抹茶は、 愛知県西尾市の北西部の矢作川左岸一帯にある小高い丘陵地にある稲荷山茶園で作られています。 この稲荷山茶園と他の茶園と合わせると西尾市全体では149ヘクタールになり、そこは日本有数の抹茶の生産地となっています。稲荷山一帯の土地が水はけ の良い砂が混ざった赤土の層となっている地質であるため、てん茶(抹茶の原材料の茶葉)に必要な艶のある葉をつくるのに適しているこ と、矢作川の流れに沿って常に適当な湿度が茶畑一帯を覆っていることなどの好条件から品質の高い抹茶を生産し続けています。

















茶摘みのプロ、摘み子さんたちに丁寧に摘み取られた茶葉は葵製茶さんの工場で製茶され、新鮮なうちに日本各地、アメリカ、ヨーロッパへ出荷されていきます。新茶が味わえるのももう間近です!

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