ビルバオで茶の湯・お抹茶体験






日本文化フェスティバルNIHON JAIAに行ってまいりました。

会場となったビルバオ市はスペインのバスク都市の中で一番人口が多い、経済・文化面での見本都市です。 ビルバオの人々の日本文化への親しみ、興味はとても深く、この2日間も大勢の人々が会場を訪れ、様々な日本文化とのふれあいを楽しんでいきました。

茶室を模した会場で「茶の湯」が始まると、大勢の人が集まり、茶道師匠のお点前を真剣な眼差しで見守っていました。その隣で行われた「お抹茶体験コーナー」は大変な人気で、沢山の人々が行列をつくって「京都のお菓子と一服のお抹茶」を味わって行きました。中には6歳の女の子の姿も。初めて味わうお抹茶に「おいしい(Qué rico!)」「ちょっと苦い(Un poco amargo)」「気に入った(Sí que me gusta)」などいろいろな感想が飛び交い、中には流暢な日本語で「お抹茶はどうやって数えるのですか?」など、鋭い質問する人もいました(答えは 一服二服、ですね)。

個人的に驚いたことは、ビルバオの人々が、文化は違えども、日本をとても身近な国と思っていることです。日本に旅行をしたことのある人、日本語を話す人、何らかの日本文化を勉強している人、アニメソングを日本語で完璧に唄いこなす人、等々日本が好きで、日本と何らかの関係を持っている人が大勢います。私たちThe Matcha Houseはビルバオの行事に参加するのはこれが初めてなのですが、初対面ながらもビルバオの人々と意気投合し、楽しみながらとても有意義な時を過ごすことが出来ました。私たちのスタンドを訪れてくださった皆さん、興味を持って抹茶のことを尋ねてくださった皆さん、本当に有難うございました。また来年、もう一度皆さんに会えることを今から楽しみにしています。

素敵な紅葉柄のお着物姿で登場してくださった茶道師匠のEiko先生とYoko先生、それからビルバオの Rita先生、代わる代わるにお茶の作法のご案内をして下さり、訪れた人々の様々な質問に丁寧に答えてくださり、本当に有難うございました。こうしたきちんとした方々がきちんと伝えることで、日本が世界に誇るお茶文化が正しく伝わっていくのだと思います。

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